実は、beamer という存在を昨日知りました。
数学のプレゼンを作っていると、どうしてもスライドの中に数式を全部入れることができないときがあります。それで、うまいプレゼンの方法がないものかとChat GPT に聞いたところ、beamer というのがあるよと教えてくれました。
調べてみると、beamer というのは TeX の一種で、自動的にプレゼンテーションを作る働きをします。考え方としては、PDFでスライドを何枚も作って、パラパラ漫画風に動かしていくというものです。スライドの中に数式を順次表示していくことの指定ができることと、数式の表示が非常に美しいので、出来上がりの質感が高いです。パワーポイントのような様々なアニメーションのバリエーションはありませんが、特別なソフトが必要ないという点が大きな利点です。いろいろな学会でも、有料アプリケーションを使うことよりも、誰もが使用できる点を評価して、PDFでプレゼンをするような動きになっています。
プレゼンでPDF表示のいいフリーソフトも見つけました。UPDFです。有償版もあるのですが、無償版でもPDFのプレゼンでスライドのチェンジがふわっとした感じで変わるので上品です。
私の授業のプレゼン用のPPTファイルは、まだ出来がよろしくないので、どなたにも使っていただいていないとは思うのですが、今後、もし誰かに使ってもらえるような品質のものができたなら、マイクロソフトの手先ではない方が良いだろうと考え、beamer でプレゼン資料の作成を始めました。日本語の初心者向けの情報があまりないので、海外の解説動画を見たりして、見よう見まねです。最初は何のことやら分からないだらけでしたが、1回コンパイルが成功すると、俺もまだできるやつじゃないかと嬉しくなります。60過ぎても、新しいことを学ぶのは楽しいですね。
プレゼン資料作成の一つ目はうまくできて、動画撮影も完了したのですが、2回目でつまずきました。箇条書き番号の「enumerate」を入れるとエラーで前に進めなくなったのです。Chat GPT に聞いても、「できるはず」などと、加減なことをいうので、ファイルをゼロから作り直していくと、問題の箇所が分かりました。「emath」というパッケージとの相性が悪かったのです。\usepackage{emath}が入ると、エラー。無ければ、コンパイルできることが分かりました。
「emath」は、これまでもこのブログでいくつか紹介してきましたが、日本の初等中等教育の数学を網羅する素晴らしいパッケージなので、これが使えないのは痛い。「emath」がバージョンアップしてbeamerに対応していただけないものかと密かに願うばかりです。
